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バカボン鈴木セッション@DOLPHY
バカボン鈴木セッションがついに横浜進出!!ってワケで行ってきました。

今回のメンバーは
バカボン鈴木(eb)、佐山雅弘(pf・key)、本田雅人(A.Sax・S.Sax)、鶴谷智生(ds)、増崎孝司(G)
で、この5人がどこでやるか?って横浜の野毛にあるDOLPHYっていうJazz Barでやったワケなんですが、
話には聞いていたけれど、整理券をもらいにリハーサル中の会場に入ってみてビックリ!!

正真正銘Jazz Barじゃん!!てか狭っっっ!!

しかも2000円代という超良心的価格設定(爆)!!
一緒に行った相方様と「2000円代であの本田雅人!!」
「この距離であの本田雅人!!」って言っていました(笑)!!
いや、本田さん以外のメンバーに関してもありえない感じだけど…。
そうそう、そんな本田さんはリハ中に誰か(←誰だったか忘れた…)にわからない譜割を質問されて
見事に解決したもんだから「さすが国立音大!!」ってつっこまれていました(笑)!!
ミュージシャントークだ…。
でもリハ中の本田さんはいかにも寝起きって感じの格好で…(爆)。



ってそんな話はどうでもいいですね!!
リハが押して予定よりも30分以上遅れて開場したのですが、
カウンターも含めて40くらいある席はあっという間に満席に!!
さらに追加の椅子が出て、全部で50人くらいいたのかなぁ?
とにかく酸素が薄かったです(爆)!!

そんな狭い会場だからもちろんセッティングもコンパクト。
ステージ下手から佐山さんがグランドピアノとKORGのシンセ1台、
ますやんはなんとギター1本!!
それもいつものではなく、Larry Carltonみたいなギター。(ゴメンナサイ、よくわかんないです…。)
そしてバカボンさんはフレッテッドとフレットレスの2本。
ますやんとバカボンさんの前に本田さん。アルトとソプラノの2種類。
で、一番上手側は鶴谷さん。紺のPearlのやや小さめのドラムセットの他に
コンガの皮みたいな奴とかカウベルとかもあったみたいですが、
よく見えなかったのでなんとも言えません…。

まあそんな感じで一部が始まったワケですが…


①Premonition And Harbinger
PONTA BOX時代のバカボンさんの曲らしいです。
本田さんのちょっと怪しげなアルトが印象的な曲。
佐山大先生、一曲目から飛ばしまくりです♪


1曲目が終わり、まずは本日のバンマス・バカボンさんにマイクが。
そもそもなんでこのDOLPHYでバカボンセッションをやるコトになったのか?というと、
バカボンさんがDOLPHYで自分名義のセッションをやるのは今回が初めてなんですが、
坂田明さんのライブでよくDOLPHYに出演しているので、そのつながりで実現したんだとか。


②Oyster Attack
以前セッションの前日にバカボンさんが書いた曲で、タイトルなしで持っていったものの、
当日になってそのセッションでキーボードを担当するハズだった小島良喜さんが
カキにあたってお腹を壊して出演出来なくなってしまい、
まあそのセッションじたいは急遽別のキーボーディストを呼んでなんとかなったものの、
その時もドラムを担当していた鶴谷さんが「これは『Oyster Attack』ってタイトルにするしかありませんね!!」
と言ってこんなタイトルになったという…つまりタイトルと曲調は全然関係ないワケですが…(爆)。
ますやん、なぜかこの曲のソロでブルースに転向(笑)!!


バカボンさんが「Oyster Attack」のタイトルを説明しても、反応がいまいちなモンだから
ますやんが思わず地声で「反応が小さい!!」って言ったら予想以上に地声が響いてますやんも
ビックリ!!
これで場内も完全にスイッチオン状態に!?
バカボンさんの楽器の持ち替えのためにますやんにマイクが渡ると本日も舌好調なますやん(笑)!!
「横浜に来るのは久しぶりで…」って2週間前にMotion Blue Yokohamaでライブしてたじゃん!!って
思いっきり心の中で私はツッコミをいれていたんですが…(爆)。
「プライベートですが、鴨居に姉が住んでおりまして…あと関内にも友人がいるんですが…」
っていいですねぇ~、もろローカルな感じが!!
鴨居なんてわからないでしょ、横浜人以外には!!
「あとゴルフの練習をしに(横浜へ)来ました。今度は本田くんと“鬼の1000球打ち”をしたいと思います!!」
と相変わらずますやんはゴルフに熱中しているそうで…。
「バカボンセッションを横浜でやって、次は戸塚でやって、沼津に行って、
 だんだん嫌がらせのように愛・地球博に近づいていくと。
 いずれは愛・地球博の正門の前で『Oyster Attack』をやりたいと思います!!」発言には大ウケ!!
ふつーにモリゾーとキッコロに挟まれて5人が演奏している姿が思い浮かんじゃったんですけど、私…。
まあそんな感じでバカボンさんも楽器を持ち替えたので3曲目へ…。


③3 Views Of A Secret
バカボンさんのセッションはいつもバカボンさんのオリジナル曲が中心で、カバーは滅多にやらないらしいのですが、
今回は珍しくカバーをやるということで、Jaco Pastoriusの曲です。
この曲の最中に地震が起きて、なぜか先日の「KK JAM 2005」での
「今ココ(=BAJ)で大地震に見舞われたとしても、石川さん的には『ここなら酒も食べ物も沢山あるし…いいなぁ~♡』」
って話が私の脳裏に…(爆)。
まあそんな地震にはお構いなく、ステージ上ではふつーに音楽が進んでいたのですが…。


一応全曲の間にMCが入りますが、ここはさくっと進みます。


④Liberty City
お次もJaco Pastoriusの曲。
3曲目まで本田さんはラバーのマウスピースの曲が続いていて、
メタルのマウスピースの音が好きな私としては正直物足りない…って感じだったのですが、
この曲ではメタルのマッピで、出だしからいきなりフラジオ!!
キターーーー♪♪♪って感じでテンション上がりました(笑)!!


お次もさくっと進めたい感じのバカボンさんですが、どうやら佐山さんはそろそろ休みたい感じ。
「次の曲はゆっくりだから休まなくても大丈夫でしょ?」とバカボンさんが言っても、
佐山さんは休みたいらしく、そんな佐山さんへマイクが。
その昔、CASIOPEAの向谷実さんや元PRISM・元THE SQUAREの久米大作さんなんかと一緒に
KORGへシンセをさわりに行った時、向谷さんや久米さんが弾くといい感じなのに、
物理2(爆)の佐山さんが弾くと「音が安っぽい」と言われた話や
アコーディオンを弾いたら「少尉軍人みたい」って言われた話や
さらには昔、Fender Rhodesをリヤカーで15km運んでいたなんて話まで登場!!
そんな佐山さんは前日はアドバイザーを務めているミューザ川崎シンフォニーホール
M's(マサちゃんズ)としてオーケストラと共演したらしく、
「昨日オーケストラと共演していたのに今日はこんなんで…」とバカボンさんにつっこまれていました…。


⑤The Moon Grow
というワケでゆっくりした曲です。
本田さんはこの曲ではソプラノサックスに持ち替え、ぐっと大人っぽい雰囲気です☆
本田さんのソプラノって勝田さんのソプラノとはまた違うんだけど、
なんか凛とした感じだよなぁ~。


ここでだったかなぁ…?俺歌(「俺達だって歌いたい!」)の話が登場!!
「はっきり言って、今日のこのライブよりも俺歌の方がずっと面白いです(爆)!!」とますやんが宣言!!
「あの佐山さんが本番前に緊張しますからねぇ~。」とか
「本田くんなんて原キーにこだわって『つが~るかいきょう~♪』って歌うんですよ!!」って
ますやんがマネしたり(でもますやん、原キーで歌えてないから…残念(爆)!!)
「俺歌は2008年頃にCDデビューします!!それもavexから!!」とか
「本田くんはインストゥルメンタルプレーヤーとしては一流だから色々しがらみがありますが、
 歌手としてはフリーエージェントなので…」とか
「今日これから俺歌やります?」とか「今度はここで2daysとかで俺歌をやりましょう!!」とか
もはや(主にますやんが)暴走状態(爆)!!
今日のセッションはどうなっちゃうんすか!???ま、俺歌でも私的にはイイけど(笑)♪
さらにDOLPHYのマスターに今度ここで俺歌をやってもいいか聞いてみたら、
「是非やって下さい!!」とOKが!!
これにはバカボンさんもますやんも「Jazzとは全然関係ないのにいいんですか!???」とビックリ!!
というワケで俺歌、近々横浜に進出するハズです!!
「ここで俺歌をやるとなったら『伊勢佐木町ブルース』とかやらないといけないのかなぁ?
 そしたらやっぱり本田っちだよね?」とますやん。
というワケで、本田さんの原キー「伊勢佐木町ブルース」も近々聞けるコトでしょう…。
で、じゃあ今日は…?というと、ますやんが「今日も一曲歌がありますから!!」と爆弾発言!!
この発言が後々…。


⑥Desperation
一部最後はギンギンテクニカルな曲♪
もう本田さんのアルトソロが神業的で、一体何やってるんだか目がテン状態!!
どうやったらあんなコトが出来るのやら…?休憩に入っても、私、しばし放心状態でした…(汗)。



休憩は25分ほどで二部が始まります。
バカボンさん・ますやん・鶴谷さんの3人が登場して、
「音を調整しているのかな?」って思っていたら曲が始まり…


⑦Penalty
曲というかアドリブというか…でも「一応曲です!!」ってバカボンさんが言っていました。
バカボンさん、もうべきべきずきんずきん叩きまくりです!!


ここもさくっとした進行で進み、もう一曲3人のみで…


⑧印象主義
バカボンさんのフレットレスベースが優しいメロディーを奏で、ますやんがバッキングにまわる曲です。
鶴谷さんもドラムだけではなくカウベルなども叩いて、
南米の爽やかな風って感じ(←意味不明…)です♪
サックスレスだけど、かなり気に入りました☆


ここで佐山さんと本田さんもステージに呼び込まれ、5人揃いました。
お次の曲はこのセッションのために佐山さんが書き下ろした曲というコトで佐山さんが説明。
バカボンさんから曲のタイトルの由来を聞かれると、
「この曲を書いていた当時、『デッド・ゾーン』というタイトルの本を読んでいたから!!」なんだとか。
するとますやんが「佐山さん、読書以外にご趣味は?」と質問。
ってこの聞き方、お見合いっぽくてスゴクおかしかったんですけど…(笑)。
佐山さんはスポーツは体育の成績が2だったほど苦手だからやらないそうで、
ますやん、残念ながらゴルフ仲間を増やせず終い…。
佐山さんは音楽と5教科は全部5だったのに、それ以外は全部2だったんだとか。
って、え、物理って5教科には入らないんですか???って私はものすご~くつっこみたかったんですが…。
「図工も2」に一同ビミョーな反応…。

あと、ここでだったかなぁ…?佐山さんは俺歌メンバーの中で
いち早く歌手デビューしていたという驚きの事実が発覚!!
NHK BSの歌番組に出た時、いろいろ下調べしているスタッフに
「佐山さん、歌もののバンド(←俺歌のコト)もやっているんですよね~。」と言われ、
歌手の中川晃教さんと2人で弾き語りをしてしまったんだとか!!


⑨Dead Zone
そんなワケで「Dead Zone」です。
さすがJazz畑のピアニストである佐山さん!!って思わせる独特のコード進行が印象的な曲です。
「一回演奏した限りでボツになる曲って結構ありますよね…?」
「この曲も今日の出来次第では二度とやらないかもしれません…。」なんて演奏前には言っていましたが、
この曲は今後も是非やって欲しいです!!


今度はステージからますやん・本田さん・鶴谷さんの3人が去り、バカボンさんと佐山さんの2人になります。
久しぶりにこの2人でPONTA BOX時代の曲をやってみよう!!というワケで、
ちらっとPONTA BOXの話に…。
「最近は新生PONTA BOXになったみたいで、ボク達も晴れて卒業☆」と佐山さん。
ポンタさんとの仲ってやっぱり…なんて思ってみたりして…(爆)!?


⑩Pooh Song
バカボンさんも大好きな“佐山雅弘名曲集”な曲です。
やっぱりこの2人って抜群の相性なんだなぁ~って思わせる演奏で…。
ピアノはマイクを切って生音だけでやったのですが、佐山さんのピアノはやっぱイイです!!


曲が終わるとバカボンさんと佐山さんは思わずハイタッチ☆
「さあ帰ろう!!」と気持ちよくなってしまった佐山さんはすっかり帰りたい状態に(爆)!!
そして3人が戻ってきます。


⑪Scarlet Moon
本田さん、本日2曲目のソプラノです。
ぐっとアダルティーな感じの曲♪


さあ、いよいよ二部、最後の曲です。


⑫Bono
バカボンさんの曲なのにすご~く本田さんっぽい曲(爆)!!
サックスのテクニカルなフレーズとかテクニカルなのにキャッチーに聞こえる感じとか
ものすご~く本田さんっぽい!!
佐山さん、ソロでクラシックに転向してしまい、バカボンさん&ますやんが爆笑!!
一体どうやってジャズ・フュージョンの世界に帰ってくるのか!???と思ったら無理矢理戻って来ました(爆)。


というわけで本編終了。
もちろんアンコールを求めるワケですが、狭い会場なので出演者の控えスペースが丸見え状態(爆)!!
そんな控えスペースからまず最初に出てきたのは佐山さん。マイクを手に取り…

「MCの成り行き上、歌を一曲やります!!ここはバカボン鈴木が責任を持って歌います!!」と!!
会場内の盛り上がりは最高潮に!!
正真正銘、準備していなかったアンコールに突入!!
とはいえバカボンさんは譜面を探さねばならず、そしてもう一つの問題は、
バカボンさんが一人で弾き語りをするのかみんなで演奏するのか?
とはいえせっかくなのでみんなで演奏することに!!
しかしバカボンさんが弾き語りのためにピアノに行ってしまうとベースがいない!!
そしたらますやんが自ら「ワタクシが弾いて差し上げましょう!!」と立候補!!
うわぉ!!こんな所でまさかますやんのベース姿を見られるというか聴けるとは!!
さっそくバカボンさんのベースを肩からかけて持ってみると、
「やっぱり似ているような感じだけど、全然(見た目が)違うねぇ…」とつっこみが。
とはいえなかなか譜面が見つからない感じのバカボンさん。
見つかってもコピーをとりにコンビニへ走らないといけないし…。
「これ、相当時間がかかると思うよ!!『憧れのヨーロッパ』でもその間にやる!?」と本田さん。
そうしてなんとなく4人で演奏を始めるものの、そしたら譜面発掘☆
というワケで、やりますっっっ!!


Enc.1. La La Means I Love You
佐山さんはピアノ用の背もたれのない長方形の椅子を座り変えてピアノとシンセの両方を今まで弾いていたのですが、
バカボンさんがピアノを弾くので、ピアノを弾くバカボンさんとシンセを弾く佐山さんの2人が同じ椅子に!!
という絵的にすさまじい光景に(爆)!!
女の私でも裏声じゃないと歌えないよ…ってくらいキーの高い曲で、
本田さんなんてサビだけさらに高いパートでコーラスに参加しているし!!
ますやんのベースは、ディメではレコーディングでベースも弾いているだけのコトはあって、
ちゃんと安定感がありましたよ!!余裕はなかったけれど…(爆)。



というワケで半・俺歌な感じでライブ終了(笑)☆
佐山さんのシンセの調子が悪くて、音が割れてしまっていたのが聞き苦しく残念だったのですが、
とても楽しめるライブでした♪
俺歌・横浜進出に期待☆
by fusionism-wakame | 2005-04-17 23:22 | live
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